Friday, August 11, 2023

1985 Worlds Car project: Jammin' Jay Halsey's RC10

Perfect Replica of 1985 Worlds Car (Stock Class)

続いてジャミンことジェイ・ホールゼイのRC10です。こちらも部品集めにかなり長い時間がかかりました。海外の皆さんも色々なレプリカを作ってらっしゃいますが、日本の雑誌ほど鮮明なカラー写真が海外の雑誌には出ていなかったこともあって、不十分な資料で適当に作られたものが多い印象でしたので、とにかく完璧を目指してやろうと思って取り組んだプロジェクトです。


ロッシJrのドッグもそうですが、こちらも細かい加工が各部に施されているのが特徴ですので、パーツ等が揃ったところで今一度当時の雑誌をよく見返し、参考になるディテールの写真をスキャンしてこんなコラージュを作りました。これを常にチェックしながら寸法を割り出し、加工を進めていきました。


シャシーはAスタンプ初期のライトゴールドのものを使用。サイドの部分はかなりカットします。これも後期のAスタンプやBスタンプ以降に比べたらかなり薄い色のアルマイトなんですが、それでもスタンプ無しの最初期型に比べるとちょっと色が濃いんですよね。恐らくジェイの車体はノースタンプだと思うので、いずれ作り直すかもしれません。あんまり納得行ってないです。


ノーズプレートは前部のカット割合が写真からだと分かりづらく難しかったです。一度失敗してこれは二個目。ライトゴールドのノーズプレートがもう手持ちがなかったので緊張しましたw


写真で見る限りショックはかなりアルマイトが剥げているようだったので、リアルさを追求して手持ちの中古ショックから似たような色と状態のものを選びました。


これも忘れてはいけないポイント。デフリングの部分にイモネジを組み込んでスリップを防止する加工です。これはMIPのピニングキットを使って施工したのですが、写真をよく見るとジェイ(というかお父さんのジム)が使ったネジとは径が違うぽい(5-40→4-40)ので、これも本当はやり直したかったりして…


樹脂パーツについてはすべて新品を投入しました。当初は復刻版のパーツでいいかと思ったのですが、よく見るとフロントサスアームの形状が全然違ったりして、結局すべてオリジナルパーツを使用しています。リアサスアームは穴あけ加工。その他純正以外のパーツとしてはJGのAメインバンパー、コンポジットクラフトのフロントショックタワー(ショックマウント用のネジ穴を下方に増設)、プロラインのフロントホイール&タイヤにRCHのアルミホイールキャップ(ウェイトを増やしてグリップ向上を狙った??)でタミヤホイール用ベアリングアダプター(アソシ純正オプション)を介してマウント。リアタイヤはホリデーバギー後輪、あとデルタのアンテナパイプマウントにCRPのアンテナパイプといったところです。


モーターはストッククラスの支給モーターがラベル無しのヨコモ05でしたので、05Rのラベルを剥がし、マイクリーディーが加工した風を狙ってカンに5mmの穴を空けました(そこからドライバーを突っ込みコアをねじって進角をつけていたらしい)。ピニオンは当時の雑誌情報のギア比から計算して15T(アソシ製)をチョイス。ちなみにスパーは当時は54T一択(または1/12用の44-48T)です。


参考までに、こちらが実際にリーディーさんが加工した実物のストックモーターです。サイドに穴がありますね。ただイガラシモーターですので今回のプロジェクトには不適。ということで、これを参考に05Rに穴あけをしました。


メカはサーボがフタバS131、ESCはノバックNESC-1、受信機がノバックNER-2S、なのですが、27Mhz版の中身がどうしても手に入らなかったので、現状75Mhzの基盤を27Mhzのケースに入れてアンテナ線は黒に替えたものになっています。でも見た目は完璧かと。


バッテリーはUSサンヨーのパック品であることはわかりましたが、ラベルを下側にして搭載してあるので、どんなラベルなのか調べるのに苦労しましたw ここまでやってる人は恐らくいないのでは。正解はこの通り、SUB-C3本の3.6V表記のラベルなんですね。このステッカーは市販のプリントラベルで出力して上に梱包テープを貼り付けただけの簡易なものです。


ボディも80年代の当時物です。プロテックボディは3回ほどモールドが作り直されており、今も入手は可能ですが初期のものとは少し形が違いますし、何よりサイドウインドウのネットのディテールが全然違います。というわけでオリジナル品を慎重にカット。特に左側三角窓のエア導入部のカットが難しいです。この部分、僕はかなり特徴的だと思うんですが、再現してる車体を見たことがないですね。


ペイントはすべてタミヤスプレーです。多分オリジナルもそうではないかと思います。青の色味とかラメの具合がそっくりなので。下手にファスカラーとか使うと全然違う色になると思います。


ウイングはベースはドッグファイターの純正です。マウントパーツもドッグ用。それに翼端板を両面テープ(例のDr.ナカマツのやつw)で貼ってあります。翼端板の形状はアソシの広告の写真から解析しました。


ステッカー類は手に入らないものはデータを作成してプリント屋に注文しました。MCI RACINGというところがレプリカを作っているので一応買ってみたのですが、寸法等々がデタラメなので使えなかったです。まあまあ高い割にインクジェットなので透けるし、特にJammin'の「'」が見落とされてるのがあり得ないです。カーナンバーや星条旗はオートグラフィックのもの。テール側に貼ってあるステッカーが最初謎だったのですが、動画をチェックしてたらReedyステッカーが貼ってあるのを確認できてことなきを得ました。


それと忘れてならないのがプロポ!日本で言うところのサンワ マシーンAですが、アメリカではエアトロニクスXL2Pです。本体はわりとすぐeBayで見つかりましたが、意外と1バンドのクリスタルが手に入りませんでした(ジェイが決勝で使ったのが1バンドなのです)。当時の客は子供が多かったので色の好みでバンドを選んだ結果、赤(2)、緑(5)、青(6)ばかりが売れて茶色の1は全く売れなかったそうです。なので、生産数が少なくあまり残ってないのかもですね。


というわけで最後に当時の雑誌写真に似せて撮影した比較写真を並べておきます。どうでしょう?自分的にはかなり満足しておりますが。いずれジェイ本人にノーズ部分のサインをもらえたらいいですね(笑)





















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